ホテルのイベント会場を貸し切ったダンスイベント
中央：本部スタッフ 左右：参加した障害者
この日のダンスイベントの季節は冬で、首都ベオグラードにある有名なホテルのイベント会場の一室を貸し切り行いました。
この行事は毎年行っており、多くの障害者が参加します。
この日は約１００名近くの障害者と、本部スタッフ、そして多くのボランティアスタッフが参加しました。
毎回会場を盛り上げるために有名なミュージシャンやDJもご参加頂いています。
そしてプロのカメラマンも雇い、会場の様子を撮影して頂いています。
食事も豪華
豪華な軽食
一流ホテルのシェフにより振舞われた軽食の数々が並びます。
イベント時はダンスがメインになるので、食事は摘んで食べられるような軽食になります。
ハンバーガーやサンドイッチからマカロン、ドーナツ、ケーキといったスイーツまで幅広く用意しています。
参加した障害者達は皆で美味しい食事を一緒に楽しみます。
そして参加した障害レベルによっては食事を上手に食べることが出来ない人もいます。
そのような参加者には、ボランティアスタッフがしっかり隣でサポートをするのでどのような障害レベルであっても安心して参加することができます。
セルビア人は歌とダンスが大好き
ダンスを楽しむ障害者のイヴァナさん
セルビア人は歌とダンスが大好きな国民性です。
レストランでもどこでも人が集まると皆歌って踊ります。
健常者であれば街中にあるクラブに行って大音量の音楽の中でお酒を飲みながら踊ることができますが、
障害者となればそのようなクラブに気軽に行ったりすることにどうしても制約がかかります。
ダンスが好きなのは健常者だけでなく、障害者も同じなんです。
その為当団体では毎年このようなダンスイベントを開催し、多くの障害者達に参加いただき楽しめる場を
提供しています。
どの参加者も普段とは違うオシャレをして参加します。
男性であればジャケットを着たりネクタイを締めたり、女性であればドレスやワンピースを着たりして参加する
障害者も沢山います。
ボランティアスタッフ多数参加
このようなイベントには本部スタッフも多く参加しますが、それと同時に多くのボランティアスタッフも参加します。
ボランティアスタッフは学生が大半で、特に大学生の割合が高くなっています。
それ以外にも大人のボランティアスタッフも多数参加しています。
そして性別の割合で言うと、男性よりも女性の方が多くなっています。
これは私たちの感覚での話になりますが、福祉関係でも障害者支援を行う方は女性の方が多いと感じています。
これからは多くの男性に興味を持っていただくことも我々の課題でもあります。